特別養子縁組で男の子を迎えた里親
●Vol.004
Dさん(養子縁組里親・50代・女性)
「家庭が明るくなった」 特別養子縁組がつなぐ”家族のカタチ”

(養子縁組)里親として、家庭に迎えた子と「特別養子縁組」をして、男の子のお母さんになったDさん。子どもを迎えてからの日常や、子どもを迎えて良かったこと―
里親を考える皆さんに向けて色々な思いを語ってくださいました。
「人ひとりの人生を預かる」ということ
ー里親(特別養子縁組)という選択肢を考えたきっかけを教えて下さい。
結婚してすぐに妊娠をしたんですが、流れてしまって。そこから不妊治療を開始しました。
1回妊娠しているし、いけるだろうって思っていたんです。ただ、妊娠はできるけど出産はできない状態っていうのが分かったんです。それでも解決策はあるだろうと思いながら、不妊治療を続けました。
40歳になったときに、先の事も考えないといけないと思い、色々調べて、その時初めて「里親」ということを知りました。夫にも「こういうのあるけど考えてみいひん?」って伝えると「人ひとりの人生を預かるわけだから、簡単に『いいよ』とはとても言えない。考えさせてほしい」と言われました。
そこから数年経ち、45歳になったとき「この歳で終わりにしよう」と決断をしました。その時、夫の方から「里親やってみようか」と言ってくれました。
「ちっちゃくて可愛い!」初めて子どもと会った日のこと
ー初めて息子さんと会った日のことについて教えてください。
あ~、もう可愛かったですね(笑)「ちっちゃいな」「可愛いなあ~」なんて思っていました。
息子の方は、最初は知らない大人二人がいるなあって、少し人見知りしていました。その後はすぐになついてくれました。
夫が息子と初対面したときの動画が今も残っているんですけど、夫はちょっと緊張しているのか遠慮しているような雰囲気で。今となっては全然そんなことないんですけど、その違いが今見ても面白いです(笑)
完全に一緒に住み始めたのは、初めて会った日から3ヶ月ほどたった12月。その日は年月日まで覚えています。やっぱり忘れられないし、その日は今でもお祝いようなことをしています。
「家が明るくなった」里親をしていて良かったと感じること
ー子どもを迎え入れて、良かったと感じることはありますか。
家が明るくなった。そう思います。子どもがいると、自分の時間って本当にないんです。それでも、家が明るくなって、家族の会話が増えたことは良かったことです。
今でも夫とたまに「多分、これ子どもがいなかったら、今より会話ないし、同居人くらいの感覚になってたんちゃう」って話すことがあります。家が明るくなったことに感謝しています。
あと、子どもの成長を実感することも良いなと思います。息子は習い事をしていて、強制もしていないです。本人がやりたいと言っているから、やらせてあげようと思っています。
正月に書初めの課題が出ていて、書いたのを持って行ったんですね。その書初めで、息子が優秀賞を取ってきました。家では字が汚いから、「いっつもやったらええやん~!」って言ったら「めんどくさいねん~」って言われて(笑)「ほんまに誰の子や!~」って言ったら「お母さんの子や!」って言われました(笑)
子どもは、やったらやっただけできるし、自分で色々考えてできるんやなって思いました。そういう成長がみられるのが嬉しいです。

「きっと楽しいことがある」里親になろうと思っている人へのメッセージ
ー最後に、里親になろうと思っている方、悩んでいる方へのメッセージがあればお願いします。
子育ては正直大変です。大変ですが、子どもが明るく成長してくれる姿を間近で見られるっていうのは、何にも代え難いものだと思っています。なので、里親を迷っているなら、やってみてほしいです。きっと楽しいことがあります。












